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三井住友系、ロシア航空機リースで保険金1000億円受領

三井住友フィナンシャルグループ(FG)が出資している航空機リースのSMBCアビエーションキャピタル(AC)は3日、ロシアの航空会社にリースした航空機の一部について保険金7億1000万ドル(約1000億円)を受け取ったと発表しました。ロシアへの経済制裁に伴い、同国内からの機体回収が困難になっていました。同国内に留め置かれている35機のうち、ロシア航空会社アエロフロート向けにリースしていた16機分の保険金が支払われたようです。ロシアの保険会社NSKが支払ったとのことです。今回の問題を巡りSMBCACが保険金を受け取るのは初めてで、ウクライナ侵攻に伴う西側諸国による経済制裁へのロシア側の反発で、機体回収のめどが立っていなかったようです。SMBCACは三井住友ファイナンス&リースが7割弱、三井住友銀行が3割強を出資するようです。ロシアからの機体が回収困難になったことを受け、2022年3月期〜23年3月期に累計で機体簿価の79%を減損処理したとのことです。三井住友FGの利益を22年3月期に470億円、23年3月期に340億円下押ししていたようです。保険金の受領に伴い三井住友FGは23年4〜12月期に3億1100万ドル分の持分法投資利益を計上するようです。今後、24年3月期の通期業績予想への影響を精査し、三井住友リースも23年4〜12月期に5億3900万ドル分を特別利益として計上するもようです。

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