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家計の金融資産、9月末で2121兆円と最高 株が3割増

日本銀行が20日に発表した2023年7〜9月期の資金循環統計(速報)によりますと、9月末時点の家計の金融資産は前年同期比5.0%増の2121兆円で、4四半期連続で過去最高を更新したようです。株高の影響で株や投資信託などの残高が膨らみ、金融資産全体を押し上げたとのことです。投信の保有残高は前年同期比17.4%増の101兆円、株式等の保有残高は30.4%増の273兆円で、いずれも過去最高を更新したようです。9月末時点の日経平均株価は3万1000円台と高水準で推移していたことが寄与したようです。保険・年金・定型保証も前年同期比0.4%増え、539兆円で過去最高だったとのことです。円安によって外貨建て保険の円ベースの価格が上昇したことが影響したとみられるようです。構成比の内訳をみてみますと、現預金が52.5%となお過半を占めるようです。次いで保険・年金・定型保証が25.4%だったもようです。株式等は12.9%、投資信託は4.8%になったとのことです。市場全体に占める国債の保有割合(国庫短期証券を除く時価ベース)は、日本銀行が53.9%の574兆円だったようです。日本銀行は7月に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を実施したようですが、長期金利を低水準で抑えるための国債購入は続けており、5四半期連続で保有割合が50%を超えたとのこです。

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