相続前の不動産、あきらめていませんか?資金調達の新たな可能性
「親から受け継ぐ予定の不動産があるけれど、相続前だから活用できない…」
「事業で急な資金が必要になった。でも、まだ相続登記が済んでいない…」
このようにお考えではないでしょうか。
相続を控えた不動産の活用について、多くの方が「手続きが複雑そう」「そもそも無理なのでは?」といった不安を抱えていらっしゃいます。特に、事業を営んでいらっしゃる方にとっては、資金調達の選択肢が限られてしまうことは大きな悩みの一つでしょう。
しかし、あきらめるのはまだ早いかもしれません。実は、相続前の不動産であっても、資金調達に活用できる可能性があるのです。
今回は、相続前の不動産を担保とした資金調達について、お客様からよくいただくご質問や、具体的な事例を交えながら、分かりやすくお伝えしていきます。
相続前の不動産でも融資を受けられる?その仕組みとは
「相続前の不動産を担保にする」と聞いても、ピンとこない方も多いかもしれません。まずは、その仕組みについて簡単にご説明します。
通常、不動産を担保にお金を借りる際には、その不動産の所有者でなければなりません。しかし、相続がすでに開始している(被相続人が亡くなっている)場合、相続人全員の同意があれば、相続登記が完了する前でも不動産を担保として融資を受けることが可能になる場合があります。
(ポイント)
相続人全員の協力が得られるかどうかが、大きな鍵となります。
もちろん、そのためにはいくつかの条件や注意点があります。
融資を受けるための主な条件
- 相続人全員の同意と協力が得られること
- 必要な書類(戸籍謄本など)が揃っていること
- 対象不動産の価値が融資希望額に見合っていること
これらの条件が整っていれば、相続登記前であっても、融資の審査に進むことができます。ただし、金融機関によっては対応が異なるため、事前の確認が重要です。

「こんなケースでも?」お客様からいただいたご相談事例
当社には、日々さまざまなお客様からご相談が寄せられます。ここでは、実際にあった相続前の不動産に関するご相談事例をいくつかご紹介します。
ココがポイント
ケース1:事業の運転資金を確保したい
建設業を営むA様。急な大型案件の受注が決まり、機材の購入費用としてまとまった資金が必要になりました。ご自身の不動産はすでに担保に入れており、他に活用できる資産を探していたところ、最近亡くなったお父様名義の土地があることを思い出しました。兄弟はA様を含めて3人。すぐに連絡を取り、事情を説明したところ、快く協力してくれることになりました。当社にご相談いただき、必要書類の準備などを迅速に進め、無事に融資を実行。事業の機会を逃さずに済みました。
ココがポイント
ケース2:相続税の納税資金に
B様は、お母様からマンションを相続することになりました。しかし、預貯金が少なく、相続税の支払いに頭を悩ませていました。他の相続人である妹様も同じ状況だったため、二人で相談し、相続するマンションを担保に納税資金を借り入れることを決意。まだ相続登記は済んでいませんでしたが、お二人にご来店いただき、当社の不動産担保ローンをご契約いただきました。納税の不安がなくなり、安心したとのお言葉をいただいています。
このように、相続前の不動産であっても、さまざまな事情で資金を必要とされている方がいらっしゃいます。当社では、お客様一人ひとりの状況を丁寧にお伺いし、柔軟な対応を心がけています。
ご自身の状況で借り入れが可能かご心配な方は、まずはお気軽に「簡単無記名診断」をお試しください。お名前やご住所の入力は不要で、融資可能か、いくらくらい借りられるかの目安をご確認いただけます。
知っておきたい注意点と手続きのポイント
相続前の不動産を担保にする場合、いくつか注意すべき点があります。後々のトラブルを避けるためにも、しっかりと確認しておきましょう。
もっと詳しく
遺産分割協議
誰がどの財産を相続するのか、相続人全員で話し合う「遺産分割協議」がまとまっていることが望ましいです。協議が難航しそうな場合は、融資の審査にも影響が出る可能性があります。
必要書類の準備
被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本や、相続人全員の戸籍謄本、印鑑証明書など、通常よりも多くの書類が必要となります。事前にリストアップし、計画的に準備を進めることが大切です。
専門家への相談
相続の手続きは非常に複雑です。司法書士などの専門家に相談することで、スムーズに手続きを進めることができます。当社では、必要に応じて信頼できる専門家をご紹介することも可能です。
手続きに不安を感じるかもしれませんが、ご安心ください。当社では、担当者がお客様に寄り添い、一つひとつ丁寧にご案内いたします。
「まずは、いくら借りられるかだけでも知りたい」という方は、ぜひ当社の「簡単無記名診断」をご利用ください。匿名でご利用いただけますので、安心してご確認いただけます。
まとめ
今回は、相続前の不動産を担保とした資金調達についてお伝えしました。「相続前だから」とあきらめていた方も、資金調達の道が開ける可能性があることをお分かりいただけたのではないでしょうか。
大切なのは、一人で悩まずに、まずは専門家に相談してみることです。当社では、不動産担保ローンの専門スタッフが、お客様のお悩みやご希望を真摯に受け止め、最適なご提案をさせていただきます。
事業資金、納税資金、リフォーム資金など、さまざまな資金ニーズにお応えしますので、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。