自動車保険の申し込みでペーパーレス化が進みそうです。あいおいニッセイ同和損害保険と東京海上日動火災保険が大手損保で初めて導入するようで、新型コロナウイルスによりオンライン商談が増えたことにあわせて書類の郵送事務を見直すようです。
あいおいニッセイ同和は11月にスマートフォンなどから契約手続きができるようにするとしており、見積書や顧客に郵送していたパンフレットもメールなどで送って一連の手続きをペーパーレス化するもようです。
東京海上は12月をメドに導入するようで、インターネット会議で契約の内容を説明した後に、ネット上で手続きができるリンクを案内するとしており、なつ印・署名をなくしてペーパーレスでの商談を実現するとのことです。
紙のやり取りは申込書の返送先となる代理店の働き方改革を阻む要因にもなっていたとのことで、コロナ禍で代理店の在宅勤務も増えており、ペーパーレス化を進めて場所を選ばない働き方を後押しするもようです。
申込書が不要の自動車保険は楽天損保も7月に本格的に始めたと公表し、大手の参入によってペーパーレスでのやり取りが一段と広がりそうです。